第3章 ~ ロンドン編 ~ → Back in Japan

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2019年10月15日火曜日

1)イギリスの病院での妊娠・出産の無料講座 Antenatal-classes 父親講座編

みなさんこんにちは、かばんです。

あらー。
また前回の投稿から少し開いてしまった。
風邪やら結膜炎やら家にまん延して、保育園2週間(結局合わせて3週間)休んでと大変でした。
なぜか私だけ39度まで熱が上がってヘロヘロだったし、本当育児は体力勝負よね。

ともあれ。

先日、夫がイギリスの病院で無料の父親講座を受けた時のことを思い出した。
それがまあ面白かったのでちょっと書き出してみようと思う。

沐浴、おむつ替えは日本と同じだったと思う。
イギリスとの違いは何だろう。

夫に聞いたところによると、だいたいこんな感じ。

入院、産後に必要になるものクイズ
抱っこの仕方
おむつ替え
沐浴
ミルク
奥さんの精神的サポート

妊婦スーツはなし、そして父親のみの参加でした。

まず時間になって部屋に入ると椅子があって、そこで待っていたらしいのだけど…
もうドラマは始まっていたらしい。

それぞれの椅子の上に赤ちゃんの人形が置いてあったらしいが、
父親たちはそれを床にポイッと捨てるか、テーブルに投げるかして席に着いていたらしい。

(=ω=)ウォイ

男ってやつぁ。

そしてまあ少しおしゃべりが始まった。
奥さん不在の場で本音も出るだろうし、夫から彼らの会話を興味深く聞いた。

オレ、ワイフが出産するって考えただけでめちゃくちゃ怖い。
おめーらどう?

だよな。オレ、人生でこんなに怖いの初めてかも。まじで。どうにかなりそう。

な、オレも絶対意識失うわ。死ぬほど怖い。やばくね??

おー、そうか。そうよね。
父親たちも怖いのね。

生理痛で子宮がどこにあるかはっきり分かる感覚がないし、
そこに生命がいて、どんどん大きくなっていくなんて想像すらつかないだろうね。

で、男?女?

うち男。

うちも。

うちはまだわかんねー。
だけど男がいいな。一緒にフットボールしたい。

だよなぁ。うちはラグビー選手に育てる!!絶対強くなる!!

おいオメエら!!女だって立派なラグビー選手になれるぞ!!(←強面、スキンヘッド、大男の黒人)

おおおお、そうだよな。
おおおお、そうだよな。なるなる。

お前、little girl がほしいのか?(←うちの夫

Yeah!!(強面さん

(=ω=) っふ 噴き出した。

そうこうしてクラスが始まった。
まずはテーブルにたくさんの育児アイテムが並んでいて、
産後必要なものは何か、もう一つのテーブルに移す作業が始まった。

男たちはワイワイ席を立ち、それぞれ真剣にアイテムを選んでいく。

… (2歳児がかぶる様な帽子/キャップを取る)

おい、帽子よりまずは粉ミルクだろ?もし、母乳が出なかったらどうする?(←夫、私に吹き込まれた知識を得意げに披露

… お、そ、そうか。そうだよな。で、粉ミルクってどれ?

次におむつ替えの場面にて。

一人は女の子が当たったらしく、うんちをきれいに取るのにものすごく丁寧に綿棒でゆーーっくりと優しくしていて、
心臓外科医の手術みたいだったらしい(笑)

みんなそれぞれに奮闘し、めでたく講座の最後を迎えました。

そこでベテランの助産師に言われたこと。

産後1か月か3か月以内に奥さんをデートに誘いなさい。
デートに連れていかなければあなたたちの結婚生活は破たんよ!!

(=ω=)ですって

まあ一緒に新生児の世話はするのは当たり前、というのが前提でね。

そして最後にみんなで記念撮影があったらしい。
心を一つにした男たちは、それぞれの赤ちゃんの人形を渡し合ったらしい。

おい、この子お前のだよな。(縦抱っこしながら近づき、首を支えて渡す

お、サンキュ。(首を支えて、持ち替え、また縦抱っこしてゆっくり座る

ほい、こっち。(以下同文

よっと、サンキュ。

と、講座が始まる前は床に投げ捨てられてあった人形たちが

講座が終わるころには本物の赤ちゃんとして丁寧に扱われ、
きちんとそれぞれの赤ちゃんを把握して首を支え縦抱っこをして、
背中をトントンしながらゆっくりと席を立って写真に写るという、

助産師さんたち、NHSの産婦人科スタッフ、グッジョブ!!!

本当、笑うよね。

これ、絶対ドキュメンタリー番組作るべきだと思うわ。


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