都合により新年の挨拶は控えさせていただきますが・・・
各国でのお正月、いかがお過ごしでしょうか?
こちらロンドンは本日、1月2日(金)は通常営業で、
バスでも店でも何でも開いています。
日本から送ってもらった貴重な獺祭!!
数の子は水で塩気を抜くと知らず(新米主婦)元旦の食卓は雑煮だけ。
新年を有難く迎えるという心をイギリスで持ち合わせているのは
まあ、日本人は当然のことですが、
私たち、ノンネイティブの人間だけかもしれません。
あ、もちろんおめでたいことで、日付が変わる頃には
ドドンドドンと上がる花火が遠くの方で顔を出していたっけね。
さて、お題にあります、「食」のこと。
これは「日本食」でございます。
私はSNSに投稿する内容がほぼ食に関することで、
自分でも笑えてくるのだけれどね・・・
元旦)昆布と鰹節の夢のスープ、鶏肉雑煮
理由としては
「基本、食材がまずい」
「すぐに病院に掛かれない故、健康への意識が高まった」
そして何より
「日本を出ると四季を一切感じられない」
があげられるかな。
去年の後半あたりから「お出し」を大事にするようになったのさ。
ジャパンセンターで見つけたハマチのアラ!!アラ汁を頂きました。
昆布や鰹節を少しずーつ使って優しい味を作っています。
そうすると、味気ないまずい肉も何とか食べられるようになるのよ。
こちらの鶏肉なんて、お肉屋さんで買ってやっと日本のスーパーレベルだものね。
夫が典型的イギリス人の肥満体形(小顔+お腹ボイン+すらっと筋肉質な足)なので
(=ω=)こんにゃろー
と、毎日の食卓に味噌汁とごはんを並べてるの。
あ、彼の分厚く逞しい胸板は愛すべき対象ですよ。
が、いくら愛があれど広いお腹は愛せないわ。
雑煮の餅番です。日本食が好きで良かった。
医療費が無料と言えど、サービスと待ち時間は疑問もの。
3割払って自分で病院を選びたい。
弱い体でいたらNHSストレスでおかしくなるわ。
そしてぼんやりと季節の変わり目は見えても、
ああ、夏も終わりだなぁ、と素麺を啜って鈴虫の音を聞くことがないと、
おお、フキノトウが顔を出してる!
今夜は春を祝って天ぷらだ、と夕食の献立を考えることがないと、
どうも心が消化不良に陥るのです。
日本には帰らないと決めているからと言って、
DNAに組み込まれた四季の感覚は忘れたくない。
ううむ。
元旦から始めた「百人一首」の書写がより一層、
日本人の敏感な四季への趣を鮮やかにするのでした。
2番目に引いた「在原業平朝臣(十七)」の歌で締めくくります。
ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川
から紅に 水くくるとは
かばん
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