第3章 ~ ロンドン編 ~ → Back in Japan

第3章 ~ ロンドン編 ~ → Back in Japan

2015年1月2日金曜日

ロンドンでの正月 やっぱり食は大事よね。

みなさんこんにちは、かばんです。

都合により新年の挨拶は控えさせていただきますが・・・
各国でのお正月、いかがお過ごしでしょうか?

こちらロンドンは本日、1月2日(金)は通常営業で、
バスでも店でも何でも開いています。

日本から送ってもらった貴重な獺祭!!
数の子は水で塩気を抜くと知らず(新米主婦)元旦の食卓は雑煮だけ。


やはりクリスマスが国民の心の祝日でもあるのか、
新年を有難く迎えるという心をイギリスで持ち合わせているのは
まあ、日本人は当然のことですが、
私たち、ノンネイティブの人間だけかもしれません。

あ、もちろんおめでたいことで、日付が変わる頃には
ドドンドドンと上がる花火が遠くの方で顔を出していたっけね。

さて、お題にあります、「食」のこと。
これは「日本食」でございます。

私はSNSに投稿する内容がほぼ食に関することで、
自分でも笑えてくるのだけれどね・・・


元旦)昆布と鰹節の夢のスープ、鶏肉雑煮


これはさ、海外にいる寂しさが一番大きな要因だと思うのよ、やっぱり。

理由としては
「基本、食材がまずい」
「すぐに病院に掛かれない故、健康への意識が高まった」

そして何より
「日本を出ると四季を一切感じられない」

があげられるかな。

最初の年はそこまで日本食にこだわっていなかったのに、
去年の後半あたりから「お出し」を大事にするようになったのさ。

ジャパンセンターで見つけたハマチのアラ!!アラ汁を頂きました。


食材がまずいんだから、出汁だけでもしっかりしたものをと
昆布や鰹節を少しずーつ使って優しい味を作っています。

そうすると、味気ないまずい肉も何とか食べられるようになるのよ。
こちらの鶏肉なんて、お肉屋さんで買ってやっと日本のスーパーレベルだものね。

そうそう、日々の健康と言えばね、
夫が典型的イギリス人の肥満体形(小顔+お腹ボイン+すらっと筋肉質な足)なので
(=ω=)こんにゃろー
と、毎日の食卓に味噌汁とごはんを並べてるの。

あ、彼の分厚く逞しい胸板は愛すべき対象ですよ。
が、いくら愛があれど広いお腹は愛せないわ。


雑煮の餅番です。日本食が好きで良かった。


医療費が無料と言えど、サービスと待ち時間は疑問もの。
3割払って自分で病院を選びたい。
弱い体でいたらNHSストレスでおかしくなるわ。

そしてぼんやりと季節の変わり目は見えても、
ああ、夏も終わりだなぁ、と素麺を啜って鈴虫の音を聞くことがないと、
おお、フキノトウが顔を出してる!
今夜は春を祝って天ぷらだ、と夕食の献立を考えることがないと、

どうも心が消化不良に陥るのです。

日本には帰らないと決めているからと言って、
DNAに組み込まれた四季の感覚は忘れたくない。

ううむ。


元旦から始めた「百人一首」の書写がより一層、
日本人の敏感な四季への趣を鮮やかにするのでした。

2番目に引いた「在原業平朝臣(十七)」の歌で締めくくります。

ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川
から紅に 水くくるとは


かばん


今年もどうぞよろしくお願いします。(=ω=)します


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