第3章 ~ ロンドン編 ~ → Back in Japan

第3章 ~ ロンドン編 ~ → Back in Japan

2015年8月19日水曜日

日本語と英語のバランス

最近は読書の楽しみが過熱されているのか、この3週間で5冊の本を読んでしまった。

世間には申し訳ありませんとしか言えないけども、今まで好んで読んだことのないジャンルの本などを積極的に読んで色んな日本語に触れています。

エッセイ、ミステリー、純文学、海外翻訳本、時代物、とね。

ちなみに百人一首も含む。書写のはずが歴史の勉強になったという。


これも修業だと信じてね。
が、困ったことがこれ一つ。

口語英語が簡易化されてきた。

いやいや、つまり…英語の文構成がお粗末になってきてしもた、のだ。
夫と会話するのに途中でつかえることが出てきた。

あわわわわ
え、えいご!!

◆考えられる原因その1「英語の読書量の著しい低下だわ」
英語力がピークの時はやはり留学中で2,3割の訳本が授業やレポートの強化材料だったものね。
(うそつけ!80%命の恩人だろ)
うーむ。圧倒的に英語量が減っているのも無理ないか。

◆その2「言語の切り替えスイッチが押されてない。しかも日本語オンリー」
必要に迫られて英語・日本語を問わず短期間で何冊か同時読みしていた学部中に比べ、最近は一冊入魂のように日本語をじっくり読んでいるためか二つの言語の切り替えが難しくなってきた…いかん。

卒業してからも二言語を割と混ぜてきたのに…
最近面白い本に当たる確率が高くて。ほほ
あ、ニュースは読んでるしBBCニュースも毎日見てます。

◆原因その3「日本に一か月以上戻っていたのもあるかしら」
この時は話すばかりで本は一切読めず。


さて、こりゃいかんと読み始めた洋書がこれです。
たらん。

The Jungle by Upton Sinclair(画像のリンク先で少し中身が読めますよ)


久しぶりの洋書、スーパーヘビーなものを選んでしまいました。
夫が一番好きだと言う近代文学です。

アメリカはシカゴでの食肉業界の闇、そして告発…
(らしい。まだ分からん)
1906年に執筆された本書の影響で法律が見直され、アメリカの歴史を変えた!
(らしい。はいはい

日本語訳では文庫本になっておらず単行本だけのようだけど、これは読む価値ありだ。
こーんなヘビーな原書を読むのは大学を出てから記憶がないな。

一度「蠅の王」に挑戦したけどさ。む、難しかった。

これは辞書を引いての本だなとすぐに悟る


文法も難しくないし、「蠅の王」のようなコテコテの文学ではない。
そこまで難しい単語が並んでいるわけではない。
だけどもこれは辞書を引いて読まないと理解できない本、と読みながらして思った。

うん、あるんだわ。こういう感覚。
別に吹っ飛ばしてもじっくり楽しめる本、辞書なしではちんぷんかんぷんな本とね。
これは児童文学であれ大人の本であれ同じ。

私の基準は「音読がすらすらできる」場合は辞書なしです。
読める=音を知っている=過去に遭遇=意味も何となく分かるかも、だね。

へこたれないようにさらっとしたものも並行して読みましょう。
もちろん日本語もね。

自分の夫が日本語読めないと「この感動を君にも…」なんて無いものね。
少し寂しいがそれよりも英語で会話できなくなるのはもっと怖いわ。

「英語と日本語のバランスを保つこと」

これから何十年も私の課題になるのかしら。
え、考え過ぎ?

(=ω=)杉杉




 
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2015年8月12日水曜日

英国での子宮頸がん検診

6月に「子宮頸がん検査の予約をしてください」と携帯にメールが入った。
去年の冬に登録した近所のGP(町医者)からの定期検査の通知でした。

おお、日本ではクーポンとやらが送られてくるけどもイギリスでは携帯メールですか。
郵送もあるだろうけど、これだと若い世代でも身近に感じられるのかもなと少し感動した。

毎年やるんだー。(何も疑わず
行かなきゃ。

と思い、今朝やっとGPに足を運んだのだけど・・・

あら?
え?
3年おき?

(=ω=)ふえっ?

どうやら去年受けた検査が他の地域で、その結果なり履歴なりが新しいGPに記録されていなかったのが理由で今回の検査の通知が届いたようでした。

というわけで、私の次の検査の予定/Due(デュー)は2017年ということになってるらしい。
婦人科疾患が割と多い家系なので来年受けさせてもらえるよう交渉してみましょ。
日本では2年おきの検査が推進されているようだからね。

それにしても日本の子宮頸がん検査率が先進国の中でも圧倒的に少ないらしいね。
イギリスやらアメリカは80%を超えているのに、日本は24%前後ですって。

おそらく性が激しく乱れているお国だからよねと納得するけども、日本だって危機感を持つべき段階にまできてるらしいものね。

できるだけ多くの女性が「性」に対して高い意識を持ってほしいと思います。

挿絵)我が家のシソ。鯖缶を割増しにして作ったハンバーグの上にひらりとね。


自分の健康は自分で管理すんべ!!
と、お灸セットを買って帰国したのだけどさ…
棒もぐさを寝室で使ったら見事に「喫煙室」の臭いになってしまった。
使う場所は選ばらないといかんね。


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2015年8月7日金曜日

おお、カンババッチ ~シェイクスピア演劇のおもゐで~

分かってはいたけど・・・実際見ると悲しいもんだ。

そうよねそうよね、即完売よね、知ったのが一昨日でそれが公演初日なんてさ。
発表いつだったのかなぁ。
ああ、ショックだ・・・

クリスマスがいきなり来てものの数秒で去ってしまったよう。


そう、これ。

あ、いや、これです。
カンババッチ氏が主演のハムレット

画像はサイトから

元英米文学部生としてはこのハムレットというのだけでも飛びつくのだが、
これがカンババッチ氏が主演となるとね、もう鼻血ものでしょう。

授業では扱わなかった作品だけども(確か)、シェイクスピアの音の遊びが神懸かっていると、予備知識ゼロだった英語へなちょこ留学生でも分かるものだったね。


ああ、観たかった。
彼のセクシーボイスと演技を・・・

(=ω=)はいはい。


ここでシェイクスピア関連の去年の日記を一つ。

イギリス在住だったのに、文学部生だったのに、
一度もグローブシアターに行ったことがなかった私・・・

「行きたいなぁ」と夜にぽつんと発した言葉を覚えていてくれた夫が
翌朝「週末は文化的なことをする日だ」と意気揚々とチケットを取ってくれたのでした。

シェイクスピアの初期の血みどろ、ドロドロ作品「タイタス・アンドロニカス」です!
これは演劇の授業で一番初めに扱った作品で非常に思い出深いものだったのよね。

まずはバラマーケットで腹ごしらえ!

久しぶりだったなぁ。

豚とアップルソース(お決まり

チキン・・・辛かった

アメリカのクラフトビール(お気に入り上の下くらい

ばいばい


さて、いよいよ本命の演劇です。

タイタス・アンドロニカス。
血みどろ、残虐、後味最悪と分かっていたけども、観客席を含め舞台など全てを使っての演出は来て良かったと思えるものでした。

紳士の部屋ですって。ここには長椅子が四つほどありました。

開演前にスタッフが雰囲気づくり

途中・・・血を拭いています。


開演前にテキスト(本)を買って台詞を追うこともしてみました。
いつもDVDを観ていたのを懐かしく思う瞬間だったね。

今読んでる本たち(複数)が終わったら、また古典に戻ろうかな。
読みたい本がありすぎて生きてるうちに読み終わるのかしらと思うのでした。


シェイクスピア全集 12 タイタス・アンドロニカス (ちくま文庫)


ぱちこち・・・
がーん
今年読んだ本、まだ13冊らしい。

すっくなーい!うわー、うわー!




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2015年8月5日水曜日

多言語の都市ロンドンで英語が聞こえてくる場所

普段何気なく歩いていると、色んな言語が飛び交う街、ロンドン。
世界中から集まる観光客だけでなく、日用品を買うスーパーや映画館でもそれは顕著だ。

8月の最初の週末、学生の夏休みで待ちゆく人の数が2、3割ほど一気に上がるオックスフォード・サーカスにて人をかき分けながら、ある百貨店を目指した。

びっくりしたね。

ここは東京か(わたしゃ日本人だ)と思うくらいの人出だった。
だってね、オフシーズンはそこまで多くないからさ。

えにうぇい。

やーっとたどり着いた百貨店でお目当てのものを買って、ついでに安物でごまかしてたミルクパン(ココア用)を少しグレードアップしたものに買い替えてホクホクの私たち。

疲れた。


さあカフェで一息しようということになって、席で荷物番をしていたのさ。


お目当てのル・クルーゼやかん。きゃー、どっしり重い。すてち。



・・・


そこで気が付いたのは(というか当たり前かもしれないが

お客さん、ほとんど白人の方たち。
そして皆様、身なりが良い。

そりゃそうよね、ここはイングランド人が胸を張って、ついでに言うとにこやかに「ラブリー」という一言を発しながら正面玄関に入っていくJohn Lewisですもの!


会長のCharlie Mayfield氏(写真はウェブから)

こんな素敵なオリジナルラッピングペーパーとかあるのよ!

去年のクリスマスデコレーション(ブレブレ


ロンドンの街でいつもは聞こえてこない「英語」で溢れていて新鮮でした。
そして自分の発音を振り返って、ああ、まだまだ甘いなぁと反省をする良い機会になったね。

あ、もう一つはWaitroseという少しお高めのスーパーかな。
ここについてはまたいつかね。

他意はなく、純粋にイギリス英語が聞こえてくる場所の紹介でした。

まあ当たり前と言えば当たり前だけどね。
何の違和感もなく多言語の中で生活していて、たまにすっと耳に入ってくるイギリス英語、私は好きです。


でもやっぱり一番好きなのはBBCのポッシュ英語かな。
これは19世紀の上流階級を再現した英語です。

オウ、ママ―、マスント アーイ?

きゃ~





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2015年8月4日火曜日

半年ぶりだ

久しぶりの投稿です。

この半年は何もなかったような、忙しく時だけが過ぎていったのか、
ぱらぱらと手帳を開くと思い出が多く残っていて安心した。

先月、夫と共に一年振りの日本に里帰りをして、
暑くて慌ただしい時間から急に寒くてのんびりと時間が流れる環境に戻った。

何を書いて良いのやら。

意気込んで書いた最初の投稿に「ロンドン生活」とあったけれど、
いたって普通の生活だからね。

ただ、外を見渡すと色んな肌の色の人が行き来する移民国家の首都ロンドンであって、
レジに並ぶもバスに乗るも日本とは違う感覚があるのは確か。

肩の力を抜いても、強く生きていかなきゃと思わざるを得ない環境、というのかな。


先週末のこと。

久しぶりにロンドンの街を歩いて見かけたのは、
青空の下ので子どもも参加のサイクリングイベントでした。

久しぶりの晴れ日和

隣を歩くは韓国の子どもたち。身長が同じくらいで焦った。

大都市にある緑園は良いものだ。


夏休みの季節ゆえ人込みを避けて歩くのは簡単じゃないね。

ともあれ。

お目当てだったカフェのハンバーガーを食べ、キッチン用品の買い物を済ませて、
近所のフィッシュ&チップス屋さんで夜ご飯を食べるという、何とも贅沢な一日を過ごしたのでした。


ロンドンに来ても「英語」が聞こえてこないあなたへ、朗報があります。
その内容はまた次回。のほほ




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