第3章 ~ ロンドン編 ~ → Back in Japan

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2017年10月25日水曜日

Kent大学の先輩、Kazuo Ishiguro氏がノーベル文学賞を取った!

みなさん、お久しぶり。かばんです。
(=ω=)おっす

もう一年以上ここを更新しないまま時が過ぎてしまいました。
まあ別に何かあったわけじゃないのだけどね。

さて、今回の記事は「卒業宣言」をしたはずのFacebookからコピペ…そしてちょっと編集
(=ω=)オラオラ

とにかく更新するのが名目ってことで許します(誰が

こういったミーハーな投稿はあまり好きではないのだけれど…
こればっかりは嬉しい知らせなので書きますよ。

Kazuo Ishiguroが文学ノーベル賞を取った!


何が嬉しいって、氏は私の母校のKent大学、しかも同じ文学部出身の作家なのだ。
彼が年代の違う先輩だと知ったのは入ってしばらくしてからだけど、
ハウスメイトが彼の処女作を貸してくれて読んだのを覚えてる。


2年前にロンドンの本屋で彼の新作The Buried Giantのサイン会があり、
一人で4時間並んで、11番目。ちゃっかり日本語訳の本にもサインしてもらいました。
Kent大学の話をしたら、oh, looong time ago とおっしゃっていました。



丘の上にあるキャンパスからカンタベリー大聖堂を眺めるのが好きだったなぁ。
よく一人芝居(英語の言い回しの復習)をしながら丘を駆け下りたっけ。



我が文学部、これで少しは国から予算が出るかね。



日本で報道もあるだろうなぁ…と思っていたけど、やっぱり予想通り。
イシグロフィーバーですって。

「日本出身」「日系」と押してるけれど、彼はイギリスで育って、
イギリスで教育を受けて、イギリス国籍を持っている。
正式な報道であれば「イギリス人」作家ですよ!メディアさんたち、
誤解のないようお願いします。

日本で生まれ育って、日本国籍を持って、生涯日本で生きて、
自分は日本人と思っている人などを見かけや名前だけで「日本人」と呼べない
悲しい事実が日本にはあるのに…ノーベル賞の時だけってさ。
そりゃないだろ、と思うのでありました。

それでも、Ishiguro氏はアイデンティティの葛藤は少なからずあっただろうし、
国籍関係なく一人の偉大な作家として賞賛されてほしいと思う。
いや、もともとそうなのに日本メディアで変な方向に行ってしまった。

私が唯一持ってる日本語訳は数少ない質の高い翻訳だけども、基本は英語。
純文学のジャンルに入るから、大学時代から落ちた英語力で読むのは正直少し時間が掛かる(苦)
それも物語の醍醐味だと思って楽しんでいます。

日本では本屋、そしてアマゾンでさえも一時在庫切れが相次いでるみたいだね。
嬉しいことだ。イギリスではそうでもないらしいけど。
まあ、こっちではすでに名は知られてるからね。

Kentの誇りだー!おめでとうございます!!
宛名つきのサイン本は宝物だね。
写真は昔のブログからです。
http://www.bbc.com/japanese/41521067

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