さあ、ちょこちょこっと更新していきますよ。
私はここ半年くらい月一程度でイギリスGP(町医者)に通っています。
GPというのはイギリスの公的医療機関で、
まず地域のGPというものに登録し、何かあれば予約を取ってドクターに会います。
ここでは簡単な治療や検査(子宮頸がん・糖尿病の定期健診・血液・尿など)が行われ、
その結果次第で大きな大学病院等に行くよう指示が出されます(郵便ね)
追記
イギリスのGP、病院は税金で回っているので基本的に無料です。
半年くらい前からドクターの予約を取るのがオンライン化+アプリ化されているのだけど、
やはりネットに馴染みのない世代には難しいわけで…(といっても40代も含まれる)
普段にも増して受付の列が長くなることもしばしばあるのね。
で、ある日。
私はそのオンラインの登録をしようと二番目に並んでいたわけさ。
前の人が何やら話し込んでるわ~と普通に待っていたら(ここで2分くらい
次に来たおばさんがその30秒後くらいにイライラし始めたのね。
いや、30秒よ?30秒。カップヌードルにお湯を入れてもまだ硬いから。
そしてすぐに舌打ちが聞こえ、タンタンと床を鳴らし始めたではないですか。
びっくり。まじすか。
それから次に列に来たおじさんに文句を垂れ、
そのすぐ後ろにいたおばあさんが「ああ、ここはいつも遅いのよ」と激しく同意する。
おばさんが並んでから2分も経たないうちに文句の大合唱がフロアに響き渡るのでした。
まじすか。
私はどうしたかと言うと…
「笑うのを堪えていました」と言う他ない。
いや、あんたたち…いくら何でもそれはひどいんでないかい?子供じゃあるまいし。
スタッフは一生懸命対応してるのよ?
そもそもネットでなくてもタッチスクリーンで予約もできるのよ?
※来院時に「来ましたよ~」とセルフチェックインができるボードがあるのです。
受付の人がたまに声を出してお知らせしてるじゃないの?
それすら無視してひたすら列に並ぶ人たち。
本当、文句ばかり言って変化を嫌うイギリス人の典型だわ。
と…ここ半年で診てもらった医者、ナース、学生、受付の人たちの対応を思い出し、
彼らも「ああ、そうだねぇ」とそんなこと承知の諦めモードで私のこの話を聞くのでした。
診察後は「どうでしたか?意見を聞かせてください」というフィードバックを求める携帯メールが届き、
一週間前、2,3日前に「次の診察は以下の日程です」というリマインダーメールが届き、キャンセルもすぐできるシステムになっている。
最近はメンタルヘルスにも力を入れているようで、
診察の最後に、さりげなく、でもしっかりと私の精神状態を聞いてくれるスタッフたち。
ニュースで過去最悪な状況と報道されようが、NHSスタッフは出来ることを日々こなしている。
しかし、もっとひどいのは患者の方じゃないか!
この問題を改善するには患者の方の努力も必要じゃないか…
全国的に患者の態度がこんな悲惨なものであれば、
EU圏から来ている医療スタッフが去った後のイギリスはとんでもない社会になってしまうよ。
と、思えざるを得ない半年なのでした。
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